晴れ舞台、元気に表現 石川こども芸術祭     赤羽ホール 練習の成果披露                                                                                     

 石川こども芸術祭2024(一般財団法人石川県芸術文化協会主催、一般財団法人北國芸術振興財団、北國新聞社共催)は8月4日、金沢市の北國新聞赤羽ホールで開かれました。地元の芸能や文化に親しむ子どもたちが日ごろの練習の成果を発揮し、ステージで輝きました。

 芸文協加盟団体の3~18歳の約80人が出演しました。北陸舞踊協会の愛らしい踊りで幕を開けた。前後半合わせ、藤間紫寿葉、藤間三千也、藤間直実、藤間勘菊、藤間勘広実の各社中や北陸藤蔭会で精進する子どもたちが舞いました。
 県民謡協会の舞台では津軽三味線明宏会と加賀山会が共演。「南部俵積み唄」などで張りのある声と演奏を響かせた。県吟剣詩舞道総連盟は合吟「霊山」などを朗々と吟じ、剣舞では勇ましい演舞を見せました。
 県ピアノ協会の3人がドビュッシーの名曲や息の合った連弾を披露したのに続き、日本洋舞連合J.I.D.U.のKCS中西優子ダンススペース、ダンススタジオスピエ、県洋舞連盟の北森一枝バレエスタジオがクラシックに合わせて優雅に踊ったり、表現力に満ちた舞台を繰り広げたりしました。
 力強いばちさばきで聴衆を魅了したのは県太鼓連盟の子どもたち。太鼓チーム「もろえ夢太鼓 鼓太郎・鼓太姫」と「チビッ子九谷太鼓」が「虫送り」など3曲を披露した。フィナーレでは演者が勢ぞろいし、会場から盛大な拍手が送られました。