公益財団法人 石川県音楽文化振興事業団

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公益財団法人 石川県音楽文化振興事業団

「オーケストラ・アンサンブル金沢」の運営母体。1988(昭和63)年財団法人として石川県、金沢市、経済団体の3者が中心となって設置した音楽財団である。
目的は音楽文化の普及振興を図るとともに県民文化の発展向上と地域振興に寄与すること。主な事業はオーケストラ・アンサンブル金沢の運営をはじめアマチュア音楽団体の後援・助成、邦楽技能伝習事業を行っている。

オーケストラ・アンサンブル金沢

1988(昭和63)年、音楽監督に岩城宏之氏を迎え、日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。世界中からメンバーを公募し、多くの外国人を含む40名が在籍している。
また、設立時から日本では最初の専属作曲家による現代曲委嘱初演制度(コンポーザー・イン・レジデンス)を実施し、これまで、一柳慧、石井眞木、外山雄三、西村朗、湯浅譲二、武満徹、黛敏郎、池辺晋一郎、藤家渓子、林光、江村哲二、松村禎三、三善晃、猿谷紀郎の各氏が作曲し初演している。また、これらの作品を次代に引き継ぐため、「21世紀へのメッセージ」としてドイツ・グラモフォンでCD化している。
国内では金沢での公演のほか、東京、大阪、名古屋においても定期公演を行い、94年には東京にてベートーヴェン全交響曲連続演奏会を、95年より6年間、東京、名古屋にてモーツァルト全交響曲連続演奏会を開催し、高い評価を得ている。
海外での公演は、89年ベルギー、フランス、92年オーストラリア、ニュージーランド、94年オーストラリア、シンガポール、95年シンガポール、インドネシア、96年イギリス、スペイン、フランス、ドイツ、ルクセンブルグ、デンマーク、97年マレイシア、ドイツ、フランス、98年中国、99年タイ、 2002年中国、2004年4月ウィーン、ベルリンを含む8ヶ国12公演のヨーロッパ公演、2005年7月ドイツの「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭2005」に参加するなど、これまでに11度の演奏旅行を実施し、いずれも成功をおさめている。CDの制作も積極的に行い、ドイツグラモフォン、ビクター、ソニー、東芝から発売、92、95年度日本レコードアカデミー賞、94年度文化庁芸術作品賞を受賞。このような活動が認められ、94年飛騨古川音楽大賞、95年出光音楽大賞などの各賞を受賞している。
また、2001(平成13)年9月本拠地となる石川県立音楽堂が開館、02年大河ドラマ「利家とまつ」の音楽演奏にもたずさわる。03年にはワーナーミュージック・ジャパンとの提携によるCD「オーケストラ・アンサンブル金沢1000」シリーズを続々リリース。ますます充実した活動を展開している。

代表者理事長 徳田 博
事務局・所在地〒920-0856 金沢市昭和町20-1 石川県立音楽堂内
TEL(076)232-8111
FAX(076)232-8101
設立年昭和63年6月14日